犬が風邪薬を誤食した|致死量はどのくらい?少量でも犬に人用の風邪薬は危険

「犬が風邪薬を誤食したけどどのくらいの量だと危険?」
「大量の風邪薬を犬が誤食してしまって心配」
「致死量でなければ風邪薬を食べても問題ない?」
犬が風邪薬を誤食してしまったときに、どのくらいの量を食べたら命に関わるのか心配になりますよね。
今回は犬にとっての風邪薬の致死量について解説していきます。


ぜひ最後までお読みいただき、犬が風邪薬を誤食したときに役立ててください。

様々な種類の錠剤

犬が風邪薬を誤食したときの致死量は、風邪薬に含まれる成分によって異なります。
一概に致死量と言っても文献によって多少の誤差があり、年齢や持病など犬の状態によっては
少量でも致死量となる可能性があります
下記の試算はあくまでも目安ですので、少量でも食べた場合には早めに動物病院へ連絡しましょう。

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アスピリンが含まれる薬には以下のようなものがあります。

  • エキセドリンA錠
  • バファリンA
  • バイエルアスピリン


アスピリンの致死量は450〜500mg/kgほどと考えられています。
1kgあたり450〜500mgが致死量なので、5kgの犬だと2,250〜2,500mgで致死量になるということですね。
しかし、50mg/kgと
少量でも中毒症状が出る可能性が高く、摂取した量が増えるほど作用が強まります。
アスピリンは中毒量に対して薬に含まれている量が多く、
1錠未満でも中毒症状が出る可能性があります
少量でも食べたら動物病院へ相談するようにしましょう。

 


アスピリンが含まれる市販薬

(犬が5kgの場合)


商品名


中毒量の目安


致死量の目安


エキセドリンA錠


1錠未満


5錠


バファリンA


1錠未満


4錠


バイエルアスピリン


1錠未満


5錠


具体的な症状についてはこちらをご覧ください。

アセトアミノフェンが含まれる薬には以下のようなものがあります。

  • バファリンプレミアム
  • 新ルルAゴールドDXα
  • カロナールA


アセトアミノフェンの致死量は1,000〜2,000mg/kgほどと考えられています。
しかし、150mg/kgほどでも中毒症状が出る可能性があります。
致死量に至るほど一気に誤食することは稀かもしれませんが、
少量の誤食でも中毒症状が出てくる可能性は十分にあるでしょう。
少量でも食べさせないようにしましょう。

 


アセトアミノフェンが含まれる市販薬

(犬が5kgの場合)


商品名


中毒量の目安


致死量の目安


バファリンプレミアム


6錠


38錠〜76錠


新ルルAゴールドDXα


1錠未満


5〜11錠


カロナールA


3錠


16〜33錠

 

アセトアミノフェンの誤食直後はいつも通りでも、1日〜2日後に命に関わる症状が出てくることもあります。
誤食した場合は一度動物病院へ相談することをおすすめします。


具体的な症状についてはこちらをご覧ください。

イブプロフェンが含まれる薬には以下のようなものがあります。

  • バファリンルナi
  • EVEクイック頭痛薬
  • ノーシンピュア


イブプロフェンの致死量は600mg/kgほどと考えられています。
ただし、25mg/kgで中毒症状が出てくると言われているため、
1錠未満でも症状が出てくる可能性が高いです。

 


イブプロフェンが含まれる市販薬

(犬が5kgの場合)


商品名


中毒量の目安


致死量の目安


バファリンルナi


1錠未満


23錠


イブクイック頭痛薬


1錠未満


20錠


ノーシンピュア


1錠未満


20錠

 

300mg/kg以上誤食している場合は、腎臓障害が起こる可能性があります。
とくに
腎臓の持病がある犬には禁忌の成分になりますので注意が必要です。
持病がなかったとしても、犬によっては重篤な症状に繋がることもありますので一度動物病院に連絡しましょう。


具体的な症状についてはこちらをご覧ください。

ロキソプロフェンが含まれる薬には以下のようなものがあります。

  • ロキソニン
  • バファリンEX


ロキソプロフェンの致死量などは明確にはわかっていません。
少量でも中毒症状が出る場合がありますので、早めに動物病院へ相談しましょう。


具体的な症状についてはこちらをご覧ください。

犬が誤食した風邪薬の量が致死量でなければ様子をみても大丈夫?

致死量に至ってなくても、中毒量には至っている場合があるので、様子をみていて大丈夫とは言い切れません。

犬の体重や持病・年齢などによっても中毒症状が出る可能性があります。
誤食した量に関わらず早めに動物病院へ相談しましょう。

犬が風邪薬を誤食したけど元気そう。様子を見ても問題ない?

誤食からすぐは症状が出ない場合もありますので、元気そうに見えても様子をみていて良い訳ではありません。

数日後に症状が出ることがありますし、誤食からの経過時間が長いことで動物病院でできる処置が限られる可能性があります。

誤食後すぐに症状が出ないからと言って、そのまま問題なく過ごせることは保証できません。動物病院に連絡しましょう。

犬が誤食したので動物病院に連れていきたいけどかかりつけが休み。次の日まで待っても大丈夫?

誤食したら次の日まで待たず、すぐに動物病院に連れて行った方が良いです。
翌日まで待つと状態が悪くなる場合があります。
誤食は緊急性が高いため、かかりつけの動物病院が休みなら他の動物病院を探しましょう。
深夜でも夜間救急病院に行くことをおすすめします。

 

寝そべってこちらを見るトイプードル

犬にとっての風邪薬の致死量は、含まれる成分によって異なります。
同じ成分でも商品によって含有量が異なり、注意が必要です。
年齢や持病など犬の状態によっては
少量でも命に関わる可能性があります
風邪薬の包装を一緒に誤食している場合も危険です。
誤食からすぐはいつも通りでも、
時間経過によって症状が出てくることもあります


犬が風邪薬を誤食した場合は、動物病院へ相談することをおすすめします。

人用の風邪薬を犬が誤食してお悩みの際には早めにご相談ください。

大阪市城東区鶴見区の動物病院
城東鶴見どうぶつ病院
森ノ宮みどり動物病院

この記事の監修獣医師
 院長  脇谷俊佑

院長 脇谷俊佑

麻布大学獣医学部獣医学科 卒業
大阪市内動物病院 勤務
城東鶴見どうぶつ病院 開院
近畿動物医療研修センター 画像科研究生
獣医教育・先端技術研究所(IVEAT)腹部超音波検査研修 修了
日本獣医がん学会 所属